理研CDBは、年に一度のビッグイベント、一般公開を10月19日(土)に開催した。小雨のぱらつくあいにくの天気ではあったが、当日は総勢1,550名がCDBを訪れ、研究室内を見学したり実験や工作を体験したりするなど、さまざまなイベントを楽しんだ。
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当日の様子:(左上)自分のDNAを見てみよう!、(左下、右上)生きものたちを見てみよう!(中央下)親子で工作☆サイエンス、(右下)CDBオープンラボ |
今年の一般公開は、iPS細胞を用いた臨床研究をスタートさせた高橋政代プロジェクトリーダー(網膜再生医療研究開発プロジェクト)の講演会で幕を開けた。オープンラボでは、高次構造形成研究グループ、形態形成シグナル研究グループ、染色体分配研究チーム、フィジカルバイオロジー研究ユニット、発生幾何研究ユニット、網膜再生医療研究開発プロジェクトの6つのラボがそれぞれ研究室の一部を公開し、研究員が実際のサンプルや機器を見せながら、最新の研究を紹介した。その他にも、CDBの研究に用いられる様々な生きものを展示した「生きものたちを見てみよう!」のコーナーや、神戸市立青少年科学館による工作教室「親子で工作☆サイエンス」、自身の口の中の細胞からDNAを抽出する体験実験コーナーなど、大人から子供まで多くの来場者が楽しくサイエンスに親しんでいた。
なお、当日はポートアイランド内に立地する理研計算科学研究機構や大学、病院などでも一般公開を同時開催した。
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