第28回国際生物学賞受賞記念シンポジウム・特別講演会を開催 |
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2012年11月28〜29日、ジョセフ・アルトマン博士の国際生物学賞受賞を記念したシンポジウムと特別講演会が理研CDBにて開催された(主催:理化学研究所、日本学術振興会)。国際生物学賞は、昭和天皇の在位60年と長年に渡る生物学の研究を記念するとともに、現天皇の長年に渡る魚類分類学の研究を記念し、生物学の奨励を図ることを目的として、日本学術振興会国際生物学賞委員会が授与するもの。今年は、1960年代に成体脳におけるニューロンの新生を発見し、この分野を切り拓いた米パデュー大学名誉教授のジョセフ・アルトマン博士が受賞した。
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講演するジョセフ・アルトマン博士(米パデュー大学名誉教授、右) |
記念シンポジウムでは、14名の講演者が脳形成における幹細胞の機能や海馬における神経新生、iPS細胞を用いた神経疾患研究など、様々な角度から最新の知見を報告した。2日目には、’The discovery of mammalian neurogenesis’と題したジョセフ・アルトマン博士の特別講演会が開催され、一般の参加者も交えて活発な質問と議論が交わされた。なお、シンポジウムのオーガナイザーは、理研BSIの岡本仁シニアチームリーダー、京都大学の見学美根子教授、慶応大学の岡野栄之教授、理研CDBの竹市雅俊グループディレクター、松崎文雄グループディレクターが務めた。
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