独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2005年1月13日


竹市センター長、2005年日本国際賞を受賞
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発生・再生科学総合研究センター(CDB)の竹市雅俊センター長(高次構造形成研究グループディレクター)の、2005年日本国際賞受賞が決まった。第21回を迎えた日本国際賞は、日本のノーベル賞とも言われ、「科学技術の分野において、独創的・飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められた人」に財団法人国際科学技術財団より与えられる。

竹市雅俊センター長, 理化学研究所神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター


今回の受賞は、竹市センター長の細胞接着における分子機構、すなわち個々の細胞が他の細胞と選択的接着を行う仕組みの解明への貢献に対するものである。竹市センター長はカルシウム依存性細胞間接着分子であるカドヘリン分子を最初に発見し、複雑な多細胞体を形成維持するメカニズムについてより詳細に理解する土台を築いた。細胞生物学分野では竹市センター長とともに、細胞接着と癌生物学研究に貢献した、バーナム研究所(カリフォルニア、USA)のエルキ・ルースラーティ博士が共同受賞者に選ばれた。情報・メディア技術分野では長尾真博士が選ばれ、あわせて3博士の受賞となった。受賞式典は4月の日本国際賞週間に合わせて東京で行なわれる。



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