学ぶって楽しい!CDBが一般公開を開催 |
|
|
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターは今年で第2回となる一般公開を4月17日に開催した。1600人を超える来場者がCDBの研究に関する展示や講演会、体験コーナーなどを楽しんだ。
一般公開は国の科学技術週間に合わせて開催され、CDBの研究テーマである生物の発生、再生、再生医療をトピックに市民向けの様々な催し物が行われた。その内容は、胚発生や幹細胞、研究で用いるモデル生物を取り上げた学術的なものから、液体窒素を用いたデモンストレーション、自分自身の細胞を観察するコーナー、化学反応が起こす波を体験するコーナーまで、幅広い年齢層が楽しめるものとなった。多くのブースでは研究者が直接説明し、研究者と市民との交流の場ともなった。
また講演会は午前、午後にそれぞれ、「体をつくる遺伝子の働き」(佐々木洋チームリーダー、胚誘導研究チーム)、「細胞の個性を決めるしくみ」(松崎文雄グループディレクター、非対称細胞分裂研究グループ)と題して行われ、講演後には多くの質問があがった。
当日はCDBの3つの研究棟が開放され、研究者が実験をしている様子を見ることができたり、施設案内のツアーなどが開かれたりした。また、PCを用いてCDBの研究内容や研究者を紹介するバーチャルラボツアーも来場者を楽しませた。
隣接する先端医療センターやトランスレーショナルリサーチインフォマティクス(臨床研究情報)センターも一般公開を同時開催し、CDBと神戸医療産業都市構想のテーマである、発生、再生、再生医療について市民が学び楽しむ機会となった。
|