理研CDBでは、高校生のみなさんに最先端の生命科学研究の現場を体感していただく「高校生のための生命科学体験講座」を開催します。研究者によるレクチャーや研究室見学、そして普段学校ではなかなか扱えないような実験機器を用いた体験実習と、盛りだくさんの1日講座です。 研究所で働く「研究者」って、いつもどんな生活をしているのでしょうか?どんな実験をして、どんなことを調べているのでしょうか?学校の教室にいるだけでは分からない、「研究者たちの世界」を少しだけ体験してみませんか?
<日程>
第1回: 2015年8月4日(火)
第2回: 2015年8月6日(木)
両日ともプログラム内容は同じです。
<会場>
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)
兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(神戸ポートアイランド内、医療センター駅すぐ)
アクセス
<募集人数>
各回12名
※応募者多数の場合は先着順(ただし初回参加者を優先)とします。
<参加費>
無料
<主催>
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)
<後援>
兵庫県教育委員会 神戸市教育委員会
<スケジュール>
09:55 集合
10:00 - 10:30 オリエンテーション
10:30 - 11:00 CDBの概要と発生生物学の紹介
11:00 - 12:10 実習準備、実習
12:10 - 13:00 昼食
13:00 - 18:00 実習、研究者レクチャー・ラボ訪問
18:00 終了・解散
<レクチャーと研究室訪問>
「遺伝子と発生(仮)」をテーマに研究者がレクチャーを行います。
また、終了後には研究室内を見学します。
レクチャー講師:安藤俊哉 研究員
訪問研究室:形態形成シグナル研究チーム(林茂生チームリーダー)
<体験実習>
テレビドラマやニュースでもよく耳にする「DNA鑑定」や「遺伝子診断」。でも、遺伝子を調べるって、実際にはどんなことをするのでしょうか。それによってどんなことが分かるのでしょうか。
私たちの複雑な体をつくり、維持し、さらに子孫へ伝える情報が詰まった遺伝子(DNA)は、いわば体の設計図。これを調べることで、私たち一人ひとりが持つ体の特徴や性質といった、個体ごとの差を知ることができます。
今回は、アルコール分解に関わる遺伝子を例に、遺伝子型解析の実験を行います。自身の口腔細胞から採取したDNAを解析し、お酒に強い体質なのか、弱い体質なのかを判定してみましょう。(※ただし、お酒は20歳になってから!)