■ 線虫ゲノムから探る発生のしくみ ■ 発生ゲノミクス研究チーム チームリーダー:杉本亜砂子 線虫の一種であるシノラブディティス・エレガンス(略してC. エレガンス)は、土の中に住んでいる長さ1ミリほどの生物です。 1998年に動物としてはじめてC. エレガンスのゲノム(それぞれの生物が持つ遺伝子のセット)が解読されました。その情報から、姿かたちは私たち人間とは似ても似つかぬこの線虫が、遺伝子のレベルで見てみると実は私たちと共通した部分をたくさん持っていることがわかってきました。 それぞれの遺伝子がいつ・どこで・何をしているのかを解明することによって、線虫からヒトまで共通した発生のしくみが明らかにされようとしています。 本講演では、線虫を通して見た発生の世界をご紹介します。 ■ ES細胞 ─ 夢の幹細胞の科学とその応用 ■ 多能性幹細胞研究チーム チームリーダー:丹羽仁史 傷つき、失われた体の一部を、もう一度完全に元に戻せたら・・・。 そんな夢を可能 にするかもしれない「 再生医学 」が、今注目を集めています。 その主役の一つが、どんな種類の細胞でも作り出すことが可能な「 ES細胞 」と呼ばれる 細胞です。 新聞などで名前は有名になったけれど、なかなかうまく説明できないこのES細胞のことを、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。 |
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