理研CDBは、神戸に立地する他のセンターと共同で一般公開を開催した。毎年恒例となる本イベントは、一般の方が研究者と直接交流できる1年に1度の機会。当日は天候にも恵まれ、さわやかな秋晴れの中、1,700名以上の方がCDBを訪れて最新の研究に親しんだ。当日はポートアイランド内に立地する医療産業都市の各施設や近隣の大学でも一般公開を同時開催した。

昨年度から、CDBは全てのラボが一般公開に参加し、様々な催しを開催している。一般公開の目玉企画であるオープンラボには、今年は高次構造形成研究チーム（竹市雅俊チームリーダー）、成長シグナル研究チーム（西村隆史チームリーダー）、体軸動態研究チーム（猪股秀彦チームリーダー）、染色体分配研究チーム（北島智也チームリーダー）、網膜再生医療研究開発プロジェクト（高橋政代プロジェクトリーダー）の5つの研究室が参加。多くの来場者が、普段は立ち入ることのできない研究室内に足を踏み入れ、細胞や組織のサンプルを顕微鏡で観察したり、実験の一部を実際に体験したりと、大いに賑わった。

また、その他にも、実験に用いる様々なモデル生物を紹介するコーナー、DNA実験の操作を体験するコーナー、研究者たちにその場で質問できるトークイベント、おすすめ図書を紹介するブックラウンジ、オリジナルバッグや動物のかぶりものを作る工作コーナーなど、盛りだくさんのイベントを開催。クイズラリーや記念撮影用の顔はめパネルも設置し、大人から子供まで、様々な世代の来場者が思い思いにイベントを楽しんでいた。