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理研CDBは、毎年恒例の夏のイベント「高校生のための生命科学体験講座」を今年も8月18日、23日の2日間にわたり開催した。今年で10回目を迎える。研究者によるレクチャー、ラボ見学、体験実習などで構成される1日プログラムで、今年は2日間で計33名の高校生が参加し、最先端の科学の現場を体験した。
実習の様子
研究者レクチャー・ラボ訪問の様子
今年のテーマは、昨年に引き続き「遺伝子のはたらき」。自分の細胞から抽出したDNAを元に、アルコール分解酵素の活性に関わる一塩基多型を解析した。研究者レクチャーでは、個体パターニング研究チームの水野克俊研究員、清水なつみ研究員が、体の左右非対称性を決める機構に関する最先端の研究を分かりやすく紹介。続くラボ訪問では、個体パターニング研究チームにて、マウス初期胚や鞭毛を持つクラミドモナスの実物を観察したり、最新の研究機器を見学したりした。参加した生徒たちは普段学校では扱えない実験器具の操作や聞き慣れない研究の話に最初は戸惑った様子だったが、すぐに周囲の仲間とも打ち解け、協力しながら真剣な様子で取り組んでいた。講座終了後の記念撮影では、丸一日の講座に疲れつつも、充実した笑顔が印象的だった。
集合写真
関連リンク | 高校生のための生命科学体験講座2016 |
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