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理研CDBは、毎年恒例の一大イベント、一般公開を10月25日(土)に開催した。当日は天候に恵まれ、さわやかな秋晴れの中を1,493名もの方がCDBを訪れて、最新の発生・再生研究に親しんだ。
今年の一般公開では、3つの会場に分かれてCDB研究紹介を開催した。例年よりも多い24の研究室がブースを出展。自身の研究をわかりやすく紹介するポスターのほか、研究に用いる様々な生き物たち、細胞や組織などの実験サンプル、美しい研究動画などを展示した。ブースを訪れた来場者は、研究者らの説明に熱心に耳を傾けながら、サンプルを手に取ったり、顕微鏡をのぞいたりと、思い思いに楽しんでいる様子だった。また、午前には卵子の老化の原因を探る北島智也チームリーダー(染色体分配研究チーム)が、午後には歯や毛などの器官再生研究で知られる辻孝チームリーダー(器官誘導研究チーム)が講演。さらに、先端医療センターにて高橋政代プロジェクトリーダー(網膜再生医療研究開発プロジェクト)が特別講演を行い、iPS細胞を用いた臨床研究の現状を紹介した。
なお、当日はポートアイランド内に立地する理研の他のセンターをはじめ、近隣の大学、病院などでも一般公開を同時開催した。