理研CDBの笹井芳樹グループディレクター(器官発生研究グループ)が、財団法人井上科学振興財団による第28回井上学術賞を受賞した。「自己組織化による中枢神経系の発生制御の試験管内再現」の研究業績が評価されたものだ。
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笹井芳樹グループディレクター |
同賞は、自然科学の基礎的研究において特に顕著な業績を挙げた50歳未満の研究者に授与されるもので、1984年に設立された。
笹井グループリーダーは、ES細胞を用いて神経系を中心とする器官発生の分子機構を研究してきた。昨年は、ES細胞より網膜様組織および下垂体様組織の立体構造を試験管内で再現することに立て続けに成功している(*科学ニュース2011.4.7, 2011.11.14 )。
贈呈式は2012年2月3日、KKR HOTEL TOKYOにて行われた。
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