中川正春文部科学大臣が12月10日に理研CDBを視察した。まず竹市雅俊センター長によるCDBの概要説明があり、中川大臣からはセンターの運営方針等について質問があった。また、日本の科学技術政策に関する熱心な意見交換が行われた。続く研究室訪問では、笹井芳樹グループディレクター(器官発生研究グループ、幹細胞研究支援・開発室長兼任)と高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)から、ES細胞を用いた最新の研究成果や、臨床研究を目指す網膜の再生医療について説明を受けた。iPS細胞から誘導した網膜の細胞など実際の生物サンプルも観察した。中川大臣は、再生医療研究の今後の展望や知的財産戦略、産業化などに強い関心を示し、研究者へ激励の言葉を残した。
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笹井グループディレクター(左奥)、高橋チームリーダー(左手前)から網膜細胞の説明を受ける中川大臣(中央) |
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