理研CDBでは、8月4日、6日に「生命科学体験講座」と題し、高校生対象のサマースクールを開催した。3年目となる今年はCDB形態形成シグナル研究グループの協力のもとプログラムを構成し、午前中は林茂生グループディレクターの講義と研究室訪問、午後はショウジョウバエ幼虫を用いた実験実習を行った。
|
|
林グループディレクターの講義
発生学の基礎から最新の研究成果まで分かりやすく。 |
ハエの飼育室
左側一面に並ぶ筒がハエ用の試験管。
この中に沢山のショウジョウバエがいる。 |
午後からの実験自習はショウジョウバエ幼虫の解剖と染色いう細かい作業であったため(写真右上)、参加者はなれない実体顕微鏡下での作業に最初は苦労していたようであった。しかし実習が進むにつれ、実習指導に当たった、田尻怜子研究員を始め形態形成シグナル研究グループスタッフらの尽力の甲斐もあり、ほぼ全員が器用に幼虫解剖をこなしていた。
|
|
細かい作業に悪戦苦闘! |
参加した高校生と
形態形成シグナル研究グループの皆さん
|
高校生からは大学の学部選びやその後の進路選択を考慮してこの講座に参加したという声が多く、今回の体験が彼らの将来に良い影響になったことを期待したい。もしかして今後受講者の中から科学者を、ひいてはノーベル賞受賞者を輩出できるかもしれない(?)。
|
Copyright (C) CENTER FOR DEVELOPMENTAL BIOLOGY All rights reserved. |
|