独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2008年12月15日

「ヒト多能性幹細胞の維持培養法」実習講座を開催
PDF Download

理研CDBは、京都大学iPS細胞研究センターおよび理研バイオリソースセンターの協力の下、「ヒト多能性幹細胞の維持培養法−初級者のための導入実習コース−」と題した2日間のプログラムを、11月27、28日に開催した。ヒト多能性幹細胞の研究を始めるために必要な維持培養法の習得を目的としたもので、大学や研究機関、企業から16名の研究者が参加した。


このプログラムは、国内のヒト多能性幹細胞研究の促進を目的にCDBに設立された「ヒト幹細胞研究支援室」による企画。1日目の午前には、ヒトiPS細胞を用いた継代培養法、凍結保存・解凍法の実習が行われ、午後にはフィーダー細胞として用いるMEF(mouse embryonic fibroblast)の調整を行った。2日目は、前日に培養したiPS細胞のアルカリホスファターゼ染色や奇形腫形成法の実習が行われた。この他に、希望者にはCDBの施設見学ツアーも組まれた。


 

なお、この講座は文部科学省「再生医療の実現化プロジェクト」の支援の下、政府指針に基づくヒトES細胞使用研究申請のための実技講習として行われた。次回は2月19、20日の開催予定で既に申込みを締め切っているが、今後も定期的に開催していく予定。詳しくは、ヒト幹細胞研究支援室のウェブサイトへ。http://www.cdb.riken.jp/hsct/






Copyright (C) CENTER FOR DEVELOPMENTAL BIOLOGY All rights reserved.