独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2006年06月05日


第4回一般公開を開催

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理研CDBは今年で4回目となる一般公開を5月20日に開催し、1000人を超す見学者を迎えた。講演会や研究展示、研究室公開、体験コーナー、クイズゲームなど様々な企画が催され、CDBの研究活動が楽しく分かり易く紹介された。理研が毎年開催している一般公開は、全ての人を対象に、発生・再生研究の魅力と重要性を伝えることを目的としている。


午前には、西脇清二チームリーダー(細胞移動研究チーム)が線虫をモデルにした器官形成の研究について講演を行い、午後には若山照彦チームリーダー(ゲノム・リプログラミング研究チーム)がクローン技術の可能性について紹介した。満員の会場で参加者は両氏の講演に興味深く聴き入っていた。また5つの研究室が公開され、体内時計に関する研究の紹介や、実物の線虫を用いた実験操作の体験などが行われた。他にも、細胞を操作するマイクロマニピュレーションやDNA抽出など、最先端の実験を体験できるコーナーも設けられた。また、今年の一般公開では、昨年までの見学者の要望に応じて、細胞の画像と宇宙の画像を見分けるゲームなど、子供向けの科学体験コーナーが多く催された。

同日には、隣接する先端医療センター(IBRI)やトランスレーショナルリサーチインフォマティクスセンター(TRI)などでも一般公開が行われ、基礎研究から臨床応用まで、神戸市が進める医療産業都市構想を丸ごと体験できる一日となった。



[ お問合せ:独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室 ]


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