独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2005年10月12日


アート&サイエンス展を開催
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理化学研究所は一般向けの科学講演会を毎年開催しているが、今回は初めての試みとしてアート&サイエンス展が併催された。10月11日に神戸国際会議場で行われた今回のイベントでは、アルスノートラボを主催するアーティスト石垣健氏の協力の下、理研の様々な研究を題材にしたグラフィックアートや造形作品が展示された。神戸芸術工科大学からも多数出展があり、科学と芸術の新たなコラボレーションに注目が集まった。ショウジョウバエの生殖細胞の形成やマウスの嗅覚上皮の構造など、CDBから提供された画像を元にした作品も出展され、想定外の画像の使われ方に研究者も嬉しい驚きを見せていた。




講演会では、斎藤通紀チームリーダー(理研CDB、哺乳類生殖細胞研究チーム)が哺乳類生殖細胞の形成について進化、エピジェネティクス、性と死の獲得など様々な角度からその重要性と魅力を解説した。また、北村英男主任研究員(理研播磨研究所、北村X線超放射研究室)がX線自由電子レーザーの特性と研究利用について、樋口隆康氏(京都大学名誉教授)は高エネルギーX線の考古学への活用について、渡辺恭良チームリーダー(理研フロンティア研究システム、チームリーダー)は生体分子イメージングの医学応用について解説し、いずれも好評のうちに今回の科学講演会は幕を閉じた。



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