独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2005年5月23日


CDB一般公開を開催
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今年で3回目となる一般公開が5月21日に開催された。当日は天候にも恵まれ、約1400名の来場者が講演会や様々な研究展示、体験コーナーなどを楽しんだ。


CDBでは毎年一般公開を開催し、普段なかなか見ることの出来ない研究現場を公開し、一般の方々に発生・再生研究の面白さと重要さを体験していただく機会を設けている。今年は、「細胞がつくる社会」や「神経発生と医療応用」をテーマにした2つの講演(それぞれ高橋淑子チームリーダー、笹井芳樹グループディレクター)に加え、「神経発生」と「マウス研究」をテーマにした研究展示が行われた。多くの展示では、実物の細胞や研究対象となる生物を用いて研究者が直接説明し、見学者からの熱心な質問に答えていた。マウス研究展示では、実際の研究機器を用いてマイクロマニピュレーションを体験できるコーナーもあり、人気を集めていた。他にも、自分の細胞を顕微鏡で見るコーナーや、液体窒素を用いて低温の世界を体験するコーナー、手にいる常在菌を調べるコーナーなどもあり、子供から大人まで多くの来場者が体験型展示を楽しんでいた。また、3つの研究室が開放され、来場者は普段見る機会の少ない研究現場に興味津々のようだった。


入り口では研究所の地図が渡され、子供たちは宝探しをするように各展示場所をまわり、CDBのオリジナルゲームカードを集めていた。このゲームカードでは、色々な生き物や細胞、遺伝子などをテーマにしており、楽しみながら発生生物学を学べるようになっている。

当日は隣接する先端医療センターやトランスレーショナルリサーチインフォマティクスセンターも公開され、来場者は基礎発生生物学から最先端の医療技術にいたる様々な展示や講演会を楽しんだようだ。



[ お問合せ:独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室 ]


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