初期発生研究チームのチームリーダーに Guojun Sheng 氏を起用 |
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この度、 Guojun Sheng 氏が初期発生研究チームをCDBにて9月から立ち上げることとなった。初期発生における細胞運命決定とパターン形成のメカニズムについて分子、細胞レベルでの解明を目指す。胚葉形成初期における細胞の形態や運動、相互作用を制御するシグナル分子、またそれらのシグナル分子と細胞運命決定の関係を明らかにしたいという。
彼らは脊椎動物の初期発生に注目し、神経外胚葉と中胚葉のパターニングおよび後部中胚葉性前駆細胞の造血系及び血管系への分化を対象に研究を行う。初期発生研究チームはニワトリを用いた古典的な実験発生学に分子操作や最新の画像化技術を融合する。さらに、マウスを用いた遺伝子解析によりデータを相補するという。 Guojun Sheng 氏は現在、 University College London Department of Anatomy and Developmental Biology で研究を行い、近年の研究成果は以下に挙げられる。
Sheng et.al., Cell 115:603-13(2003)
Sheng et.al., Mech.Dev. 87:213-6(1999)
Sheng et.al., Genes Dev. 11:1122-31(1997)
Sheng et.al., Biol Chem. 378:863-72(1997)
Papatsenko et.al., Development 124:1665-73(1997)
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