科学技術映像祭で受賞 -CDBの研究者を取り上げた科学番組が文部科学大臣賞を受賞-

CDBの阿形清和グループディレクター（進化再生研究グループ）を研究面および人物面から取り上げた科学番組「未来を創る科学者達　プラナリアから学ぶ再生の秘密」が、科学技術振興財団（JST）の主催する第45回科学技術映像祭で文部科学大臣賞を受賞した。授賞式は4月16日に科学技術館サイエンスホール(東京)で行われる。

研究成果の社会還元や次世代科学者の養成に関心をもつ阿形清和グループディレクターは、生物の再生現象や幹細胞を取り上げた子供向け絵本の執筆や、多くのテレビ、新聞取材に応じてきた。今回、賞を受けた29分のテレビ番組では、同氏が高校時代に生物学に興味を抱く様子や、再生研究のために京都大学へ進学した経緯が描写されている。番組では高い再生能力をもつプラナリアを題材にしたCDBでの研究についても紹介している。阿形清和グループディレクターはプラナリアの脳形成を頭部に限定する機能をもつ遺伝子｢脳だらけ｣の発見などで世界的に著名な研究者である。

この番組は、一般の科学技術に対する理解増進を目的に、多くの科学番組を提供している｢サイエンスチャンネル｣（衛星およびケーブルテレビで視聴可）で放映された。現在でもサイエンスチャンネルのホームページ（http://sc-smn.jst.go.jp/）で視聴できる。