研究室

成長シグナル研究チーム

チームリーダー
西村 隆史(Ph.D.)

外部環境に合わせて適切な生物個体の大きさを調節する仕組み探る

多くの多細胞生物は、発生過程において器官や体の大きさが遺伝学的に決められています。その一方で、細胞の増殖や組織の形成は、温度や栄養源という外部環境により影響を受けます。各組織の大きさは何らかのメカニズムで認識され、組織自身の増殖が制御され、また発生過程におけるタイミングとして個体に反映されます。当研究チームでは、ショウジョウバエおよび哺乳類培養細胞を用いて、栄養源認識システムと細胞間シグナルの実体について、統合的な理解を目指しています。

研究テーマ

1. 成長過程における個体サイズの調節機構
2. 発育成長タイミングの制御機構
3. 栄養源認識の分子機構

Q:研究の道を選んだきっかけは何ですか?

A:生物が好きだった

Q:研究を通して究極的に何を知りたいですか?

A:生物の一生を知る

Q:研究の最大の魅力は何ですか?

A:誰も知らない生命現象を知って、それを伝えること

Q:研究をする上での方針や哲学、座右の銘は何ですか?

A:自分の研究結果を信じること、そして全てを疑うこと

Q:研究者を目指す人たちに一言。

A:実験を好きになって結果を出す喜びを知って下さい

Q:研究以外の興味や趣味はありますか?

A:旅行と写真

研究室ホームページ

t-nishimura[at]cdb.riken.jp
[at]を@に変えてメールしてください

求人

野生型ハエ(右)と成長異常を示すインスリン受容体の変異体(左)
ショウジョウバエ幼虫の中枢脳(インスリン産生細胞(赤)、PCNA発現増殖細胞(緑))
インスリン産生細胞(緑)とインスリン様ペプチドの発現を制御する転写因子Dac(赤)
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