過去のイベントについてご案内いたします。
Date and Time | 2007-08-07 15:00:00 - 17:10:00 |
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Venue | Seminar Room A7F |
Speaker | 白神 博 アプライドバイオシステムズジャパン株式会社 分子生物・細胞生物事業部 アプリケーションサポート部 |
Title | テクニカルセミナー「siRNA実験条件検討とmicroRNA研究のポイント」 |
Poster | click here to download (PDF) |
Host | Yoshiteru Sasaki |
セミナー内容の紹介 | siRNAによる遺伝子発現抑制は遺伝子機能解析の強力なツールとして広く普及しています。現在では多数の文献が報告されてはいますが、実験を開始するにあたっては、どのような点がポイントになるのか不明瞭なケースもあり、場合によっては抑制効果を正しく評価できないケースも存在します。本セミナーでは、生体内へのin vivo siRNA導入実験などの最新トピックスを織り交ぜながら、実際にsiRNA実験を始めるために必要となる基本的な情報と実験系をデザインする際の重要なポイントをご紹介します。これからsiRNAによる実験を始める方、実際にsiRNA実験を行っているが抑制効果が思うように得られず悩んでいる方、抑制効果の検証法に関して検討されている方、またはsiRNAのin vivoへの導入実験の最前線にご興味がある方にも適した内容となっています。 microRNAは機能性RNAの一種として知られており、初期発生や器官分化などの発生生物学などの分野でも多くの知見が報告されています。また、臨床研究などの現場でも発癌メカニズムや疾患との関連が示唆されており、診断や創薬を含めた幅広い応用対象としてmicroRNAは期待されている分子でもあります。microRNA発現解析を行うにあたっては、短いサイズのRNAを効果的に回収する事や、発現解析を行う際には類似配列や前駆体を排除して発現解析を行う等のポイントがいくつかあります。最近では人工的なmicroRNA分子や阻害剤を用いる事により、Gain-of-functionやLoss-of-function等手法を用いたmicroRNA機能解析が可能になりました。今回のセミナーではmicroRNA発現解析や機能解析を行うに際に考慮するべき実験手技やポイントなど具体的な情報や実際のデータを示しながら、microRNA研究手法をご紹介させていただきます。 |